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作曲の参考書 "音楽の基礎" 芥川 也寸志、、、 [雑感]

前回、作曲時のギターの演奏について書きましたが、今回は作曲のお勉強のための参考書を紹介します。自分が作曲のほとんどすべてを学んだ唯一無二の本です。

紹介する"音楽の基礎"は、岩波新書版で200ページ弱の本です。著者は、日本を代表する作曲家の一人である芥川 也寸志さんです。交響曲など多くのクラシック曲の他、多くの映画音楽も手掛けた方で故人です。1971年初版ですが、今でも売っているベストセラーです。

本の内容はクラッシック曲が中心ですが、楽譜の読み方、メロディー、ハーモニー、リズムの基礎的な理論など、どのようなジャンルでも必要とされる内容が網羅されていて、まさに"音楽の基礎"と言えます。ただし、参考書、理論書的なものではなく、楽譜も最低限に抑えていて読み物的な作りになってます。音楽の素晴らしさを語ったエッセー、啓蒙書とも言える内容で、作曲に挫けた時に読んで何度も勇気つけられました。

自分は、この本を1982年頃に買いました。作曲をやろうと思いエレキギターを買ったのとほぼ同時です。今では作曲のHow-To本はたくさん売られてますし、そもそもPC上のアプリでプリセットの伴奏を選んでいけば、理論的な知識がなくてもそれなりの曲が作れてしまいます。しかし、当時はまだMTRもMIDIの打ち込みもない時代。素人が作曲するのは、フォークソングの弾き語りが限界。なので、How-To本などはまったくなく、あるのは音大生が授業で使う"楽典"と言われる大学教授などが執筆した難解で分厚い教科書だけでした。

音楽教育を受けておらず、楽器も弾けなかった自分が、どうしても作曲をやりたいと思った、まさにそんな時に本屋さんで偶然見つけたのが、この本です。初心者でも親しみやすく、また音楽に対する思いを熱くされるこの本に出合わなければ、作曲を習得することはできなかったと思います。今、思えば運命的な出会いでした。

今どきのHow-To本のように、「付属のDVDを見ながらやれば1週間で曲ができる」みたいなことはなく、読んだことが身になるのは何年か後かもしれませんが、作曲を目指す方にはお勧めします。

最後に、この本の最初と最後から引用です。

「静寂は、これらの意味において音楽の基礎である。
、、、
積極的に聞くという行為、そして聞かないという行為は、つねに創造の世界へつながっている。
この創造的な営みこそ、あらゆる意味で音楽の基礎である。」


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rimix

表紙を見ると文庫本みたいですね。
コピー屋の私には縁遠い話ですが…(笑)
しっかり勉強されてたんですね。
想像は出来るものの創造は苦手です。(^^ゞ
なぜ、作曲しようと思ったのでしょうか?
興味がありますね。
by rimix (2015-06-13 11:47) 

ok-rock

>rimixさん
文庫よりちょっと大きい新書です。380円でした。
勉強と言うより、何年もかけて少しずつ、普段聞いている音楽がどういう仕組みでできているかの謎をひも解く感じでですかね。
なぜ、作曲しようと思ったかは今となっては分かりません。ただ、何でも自分で作らないと気が済まない性格なので、洋楽・ロックを聴いているうちに作ってみたくなったのだと思います。
by ok-rock (2015-06-13 21:02) 

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