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"Fear And Trust" コード解説 [オリジナル曲:制作中]

先週、公開したオリジナルのピアノ曲"Fear And Trust"。いつもの備忘録を兼ねた制作記ですが、今回は久しぶりにコード進行の解説です(以前の記事は、こちらこちら)。作曲をしない人には意味不明で申し訳ありませんが、作曲を志す人にとってコード進行はとても悩ましいものなので、少しでも参考になればと思って書いてみます。
 
Memo score 
 
今回の曲のキーはC(ハ長調)。シャープもフラットもないので分かりやすいですね。曲調が暗いのでAm(イ短調)とも取れますが、AmのドミナントであるE7が出てこないので、コード進行としてはCと考えたほうが分かりやすいと思います。

曲の構成は、次のようになっていて、各ブロックとも8小節です(Bメロの1回目のみ9小節です)。イントロとエンディングは同じ構成です。繰り返しの箇所は、徐々に音数が増えていくアレンジなので、コードは同じでも響きは変わっていきます。

曲の構成
イントロ1→イントロ2→A→B→C→A→B→エンディング

では、コード進行の説明です。

◆イントロ、エンディング
| Bdim(onF) | Esus4 Em | Bdim(onF) | Esus4 | Bdim(onF) | Esus4 Em | Bdim(onF) | C△7 |

曲名の"Fear"のイメージで暗いディミニッシュ・コードで始まりますが、転回でベース音をF音にして不気味さを和らげてます。BdimはG7、EmはCの代理コードと考えると理解しやすいです。

◆Aメロ
| Am | G(9) | Bdim | Em7(9) | Am | G(9) | Em7 | Asus4 7(9) Am(9) | 

前半、Em7の代理でBdimを使ってますが、それ以外は普通のコード進行です。テンションコードとして9thを多用しているのが、この曲を特徴づけていると思います。

◆Bメロ
| F△7(onA) | Em7(onA) | G7(9) | C△7(onG) | F△7(onA) | Em7(onA) | F△7(onA)  | G7(9) | F△7(9) |

コード進行自体は普通ですが、分数コードとしてベース音の動きを少なくして緊張感を出しています。最後のF△7(9)はCメロへのつなぎで、一足早くキーFへ転調しています。エンディングへ行く2回目はありません。

◆Cメロ
| Edim(on♭B) | Am | Edim(on♭B) | Asus4 7 | Edim(on♭B) | Am | Edim(on♭B) | G7(13) |

イントロのアレンジ(変奏)です。コード進行もほぼ同じですが、B音にフラットがついて、キーはF(ヘ長調)へ転調しています。最後のG7(13)で、フラットが取れて元のキーに戻ります。テンションコードですが、9th、11th、13thとすべての音を鳴らしてかなりあいまいな響きで転調を誘います。

と言った感じでピアノの響きを生かしたコード進行にできたと思います。

 
(作曲 : 2013年10月、製作期間 : 2016年9月~10月) 
 
Copyright 2016 Katsumi Ochiai 

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"Fear And Trust"(ピアノ曲) [オリジナル曲]

7月に自分としては珍しいピアノ曲をアップしましたが、また作ってみました。今回もゆったりとした曲で、タイトル通りに陰影のある曲に仕上げました。
 
 
 
今回も、以前、メロディーだけを書き出したもの(こちら)を、改めて仕上げました。メロディーは変えてませんが、細々とアレンジを変えて作り込みました。徐々に盛り上げるために伴奏に3連符を使うなど、元にはなかったアイデアを詰め込んでみました。両者を比べてみると面白いかもしれません。

今回もピアノ曲として(多分)弾けるようにアレンジをしました。前回より少しだけ難しそうですが、初心者レベルではあると思います。まだ、メロディーのストックがあるので、こんな感じでたまに仕上げて、そのうちピアノ曲集とかにできたら良いかなと思います。とは言うものの、やっぱり、ギター弾きにとってピアノ曲は難しいですね。
 
Roland XV-3080
 
演奏ですが、ピアノはシンセサイザーのRoland XV-3080の増設ボードSRX-11で鳴らしてます。もちろん打ち込みです。

 
 
(作曲 : 2013年10月、製作期間 : 2016年9月~10月) 
 
Copyright 2016 Katsumi Ochiai 

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"The Nexus" Amaranthe [お気に入りの音楽]

お気に入りのCDを紹介する企画の2回目です。前回は日本のDJ、DAISHI DANCEさんのアルバムでしたが、今回は洋楽からAmarantheの2013年の2ndアルバムを選びました。  
 
 
 
Amarantheはスウェーデンのヘビーメタル・バンドです。スウェーデンを始めとした北欧はメタル系のバンドをたくさん輩出してますが、その中でもAmarantheは他とはかなり異なる存在です。まず、ボーカルが美声の男女とデスボイスの男性の計3人です。デスボイスがいるように、かなりハードコア(メタルコア)である反面、メロディアスな歌を中心としたスタイルでもあり、両極端な2面性をもってます。また、シンセサイザーが前面に出ていたり、エレクトリックに作り込んだミックスであったりと、従来のヘビーメタルのサウンドからもハードコアのサウンドからも大きく離れています。 

演奏も従来のヘビーメタルのようにエレキを中心としたものではありません。とは言っても演奏がイマイチなわけではなく、3人のボーカルを生かしたアレンジ・演奏に徹しているのだと思います。実際に3人のボーカルの掛け合いなども含めて、かなり難しい演奏をやっています。 
 
昨年、ライブを経験しましたが、普通に口ずさめる曲ばかりですし、彼らのサービス精神も旺盛でとても楽しいライブでした。特に紅一点のエリーゼさんのパフォーマンスは超1級だと思います。
 
Amaranthe@渋谷TSUTAYA O-EAST(2015年7月17日) 
Amaranthe Live 2015 17/JUL
 
とかとか、特殊なバンドではありますが、それらを抜きにしても、哀愁を帯びたメロディアスな曲を上手いボーカルが歌うだけでも、とてもカッコよく感動的です。動画は表題曲の"The Nexus"です。1:02ぐらいから曲が始まります。
 

ヘビーメタルは1980年代初頭に生まれたジャンルで、当時のままのスタイルのバンドもありますが、Amarantheのようにその時代の音楽を吸収して新たに生まれてくるバンドも多くあります。自分的には後者の方が好きで、新しい若いバンドが出てくるのがとても楽しみです。では! 


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音楽歴④ 大学生時代1 [連載読み物]

音楽・ギターに目覚めた頃の昔話の続きです。ジャーニー、マイケル・シェンカー(MSG)とハードロックとエレキに目覚めて悶々としながらも希望校を1つ受けたらめでたく受かり早々と大学受験を終えました。そして、待ちに待った卒業後の長い春休み。まずはエレキの購入です。
 
 前回のお話はこちら → 音楽歴③ 高校生時代2
 1回目のお話はこちら → 音楽歴① 中学生時代  
 
ネット等もない時代、まずは地道にカタログを集めました。当時、日本のメーカーは(ライセンスもなく勝手に)ストラトキャスターやレスポールのコピーを売っていた時代で、値段を考えるとそれしかありませんでした。当時は、誰のファンでもなくバンドをやる気もなかったので、無難なストラトキャスターのコピー品に決めました。エレキ経験のある高校の同級生に頼んで新宿の石橋楽器へいっしょに行ってもらい、めでたく初めてのエレキを購入しました。結局、カタログで決めたモデルは買わずに、店頭展示処分品4割引きのジェフ・ベックモデルになりました。曲が作れれば良いのでこだわりがなく値段で決めてしまったのですが、いまだに使っているフェイバリットなギターとなりました(こちら)。

前回書いたように、クラシック・ギターの時、一人では上手く習得ができなかったので、一緒に行ってもらったついでに同級生に1回だけ手ほどきを受けました。その時、彼が教材としてカセットを持ってきたのが、アイアン・メイデン(Iron Maiden)の2作目"Killers"でした。2曲譜面をコピーして持ってきてくれましたが、今思うと初心者がやるような曲ではなかったですね。速いし複雑だし。

"Killers" Iron Maiden
 

ともあれ、ここでアイアン・メイデンを聴いたことが転機となりました。アイアン・メイデンはハードロックがヘビーメタルに姿を変えた時代のバンドですが、歌にパンクの要素もあり、当時としては暴力的なまでに過激な曲をやってました。ジャケットもとてもエグイですし、ポップス系を聴いていた自分としては、あり得ないジャンルだった訳です。同年代のロック好きは、大抵、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルなどのハードロックを通過してますが、自分はポップスからいきなりメタルへ行ったわけです。

アイアン・メイデンに興味を持った理由はギターの演奏ではありません。その複雑でドラマチックなアレンジが気に入ったのです。やはり、ヨーロッパのバンド固有のものでクラシックのエッセンスが下地にある気がします。その後もギターバンド的なのはあまり興味が湧かず、曲やアレンジ力の高いバンドを聴くようになります。

話は戻ってエレキの習得ですが、その後は念願のジャーニー、MSGの譜面を買って黙々とコピーを練習しました。簡単な教則本も1冊買いましたが、基本的には自己流で1年ぐらいひたすらコピーで基本的な習得に励みました。作曲を始めるのはもうすぐです。続きは、またいつか。


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アコギ <Backing> [ギター演奏]

今回のギター演奏は、ちょっと趣向を変えてアコギを主にした伴奏です。メロディーがなく曲にはなってませんがアコギを気持ちよく聴かせたいと思ってオリジナルの伴奏を作ってみました。曲調は軽いロックぽいポップスです。

Morris W-25
最近作ったボーカロイドのオリジナル曲は、2曲続けてアコギを主にした伴奏でした(こちらこちら)。今までアコギが苦手だったので、この手の伴奏は作りたくても作れなかったのですが、ここ数年頑張って録音してきたので何とかなるようになりました。練習の成果で伴奏の幅が広がったと思います(練習と言っても録音の時に何度も弾くだけですが、、、)。

そろそろ、アコギは一段落かなと思ってます。その前に大々的にアコギをフューチャーした曲を録音しようと思って、ちゃちゃっと作ってみました。こういう爽やかな感じのアコギは気持ち良いですけど、多分、オリジナル曲としては作らないと思うので、伴奏だけですがあえて録音してみました。普段は暗い曲が多いので、改めて聴くとやっぱり自分ぽくないですね。

演奏ですが、ドラム、ベース、ピアノは打ち込みのシンセ(Roland XV-3080)。いつものアコギはマイク(Rode NT1-A)録りです。素のままで録音して、ミックス時にコンプや残響をかけてます。

 
(製作期間 : 2016年9月)  
 
Copyright 2016 Katsumi Ochiai 

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