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"暗闇に咲く花" 打ち込み編 [オリジナル曲:制作中]

2月に作詞編を紹介したボカロのオリジナル曲です。先に作曲した"サビついた街に"の製作をしていたので今月になってやっと制作を始めました。いろいろと多忙だったので、まだアレンジ作業を始めたばかり。今回は打ち込み作業の紹介です。

以前も何度か書いてますが、譜面上で作詞・作曲を終わらせてから、PC上の打ち込みでアレンジをやります。アレンジの後半は、仮にベースやエレキを録音したりボカロを入力したりしますが、前半はドラムやシンセ類をちまちまと打ち込んでいきます。

その時、後で自分で弾いて録音するベースやエレキも打ち込みで鳴らして音を確認する時があります。特に、ベースは得意ではないので、弾くフレーズを決めるために打ち込むことが多いです。最終的には録音した音に差し替えるので、打ち込み自体はかなり適当です。

と言うことで、今回は珍しい打ち込みのベースとエレキの仮の演奏を紹介します。なんとなく聞く分にはそれなりではありますが、やはりオリジナル曲として発表するクオリティーではないですね。

Piano Roll_Kurayami

演奏ですが、ドラムとシンセはRoland XV-3080、ベースとエレキはRoland SC-55mkⅡです。これは古いGM音源のシンセですが、現在ではこのように仮のパートやメトロノームの音源として使ってます。

では、どうぞ! 完成はまだしばらく後になりそうです。



製作期間 : 2017年1月~)  


Copyright 2017 Katsumi Ochiai

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"I could be free" 原田知世 [お気に入りの音楽]

お気に入りのCDを紹介する企画の4回目です。前回はオランダのバンド、Delainのアルバムでしたが、今回は邦楽に戻って原田知世の1997年の13thアルバムです。
 
 
今回も意表を突いたアルバムかもしれません。原田知世さんは言うまでもなくアイドル出身の女優さんですが、実際には歌手としての活動の方が活発で、すでにオリジナル・アルバムだけで19枚出しています。やっている音楽性は徐々に変わってきていますが、このアルバムの頃はシンプルな洋楽的なポップスをやっていました。特に今回紹介するアルバムは、スウェーデンの有名プロデューサーであるトーレ・ヨハンソンを迎えて製作されていて、とても明るく軽快なプップスに仕上がっています。

特に、シンプルで作り込まれてないサウンドが気に入ってます。とても気持ち良い音です。最近時のポップスはデジタル的に作り込まれた重厚なサウンドが多いですが、それらとは対照的な音だと思います。ラフに揺れたドラムを始め、当時でもすでに珍しいサウンドでしたが、かと言って古い音ではなく、その絶妙は音作りはトーレ・ヨハンソンの力量によるものだと思われます。

実は原田知世さんはアイドル時代からファンでした(映画の封切り初日挨拶に実物を見に行ったりしてました)。ただ、歌手としてはこのアルバムからあらためてファンとなりました。彼女は(アイドル時代よりは良くなったものの)上手い歌い手とは言えませんが、声に個性があると思います。単純に声質が良いと言う訳ではなく、歌い方や発音が独特だと思います。自分としてはとても気持ちよくメロディーが聞こえます。具体的には説明が難しいですが波長が合うと言うのでしょうか。

と言うことで、原田知世さんの歌自体は好き嫌いがあるかもしれませんが、前述のようにサウンドだけでも一聴の価値はあると思います。

動画はシングルカットされた"ロマンス"です。とても気持ちの良い曲で大好きです。
 
 

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ハーモニーの歴史1 [連載読み物]

今回から新連載、新企画で音楽の読み物です。作曲や演奏でなかなか悩ましいハーモニーですが、歴史を知ることで理解も深まるかもしれません。難しい解説書と違って簡単に書いてみます。では、第1回のスタートです。
 
第1回: コードとハーモニー、似て非なるもの
 
01_Symphony No.9 in D Minor
ベートーベン交響曲第9番の有名なメロディー
(弦楽器による最初の提示部)
コードにすると3小節続けてAと単調ですが、
実際のハーモニーはとても複雑で美しいです。
 
ハーモニーの歴史は、比較的最近から始まります。音楽の三要素の内、メロディーとリズムは、人類の誕生とともに最初からあったはず。物を叩く音がリズムとなり、人間が言葉を話す以前から叫びや泣き声に感情の抑揚が加わってメロディーとなり、音楽は自然と発生したと思われます。それに引き替えハーモニーは、大変後になって生まれました。大体、ルネッサンス時代以降です。そして、体系的なハーモニーを作ったのは、後にも先にもヨーロッパ音楽だけ。残りの世界では、職人的な世襲制度のもとにハーモニー的なものが受け継がれてきましたが、結局、体系的にまとまらず、即興演奏の域を出るものではありませんでした。現在、ヨーロッパの音楽が世界を制覇しているのは、このハーモニーの力と言っても過言でないでしょう。

ヨーロッパで体系的なハーモニーが生まれたのは、本来感情に支配されている複雑な音楽の各要素を「数学的」に割り切ってしまったことが勝因でしょう。この点は、メロディーを響きの悪い平均律に、リズムを単調な一定のテンポと拍子に割り切ってしまったのと同じ考えです。つまり、ヨーロッパでは、音楽の多くの感情的な要素を切り捨てて理論を持ち込んだために、より複雑なものを創造する事ができて大きく発展したと言えるでしょう。この過程を踏んでハーモニーをより「数学的」に表現するのようになったのがコードと言えます。余談ですが、栄華を極めたヨーロッパ音楽(=クラシック)は、ドビッシーによりハーモニーを、シューンベルグによりメロディー(音階)を、ストラビンスキーによりリズムを破壊されて終焉を迎えます。我々が聞いている多くの音楽は、その「終った音楽」のコピーでしかないかもしれません。

話を戻して、コードと言うのはメロディーを無視して、ある一瞬の和音構成を定型化したものです。これ自体は、音楽的ではなくて、数学の数式みたいなもの。本来は、和音を構成する各声部のメロディーが重なり合って生まれるハーモニーこそが重要です。そこには、各部のメロディーの流れや、楽器(あるいは声)などの音質の対比、演奏上の表現、楽器の数など多くの要素が絡んできます。楽譜(スコア)を重んじるクラシックでは、これらの各要素を見渡す事が容易ですが、(楽譜の苦手な)ポップス、ロック系のアレンジでは、ギターで「ポロン」と弾いても、オーケストラがフルパートで演奏しても、同じ「コード」として考えてしまいがち。これがコードを考える上で、最初の大きな間違いであると言えます。つまり、コードというのは、本来のメロディーから時間の流れを無視して、あくまで便宜的に音の重なりを表現しただけであって、すべてを表している訳ではないことを最初に、頭に入れておかなければならないのです。

結局、メロディーの重なり合いが最初にあって、コードそのものは、それを分析するために後から考えられた便宜的なものです。さて、難しい話はこれぐらいにして、次回から歴史の話に行きましょう。
 
「和声の歴史」オリヴィエ・アラン
目次(随時、追加していきます)

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"サビついた街に" ミックス編 [オリジナル曲:制作中]

今回も制作後記と言うことで、先週アップしたボカロ曲のオリジナル曲"サビついた街に" についての雑記です。今回はサウンド、、、ミックスでのボーカルの音作りについてです。
 
 
今回の曲は、パンク系と言うことでサウンドもかなりワイルドです。ミックスのサウンドは一聴して歪み気味に聞こえるのが分かると思います。歪んだ音色で録音したベースやエレキに加えて、元は打ち込みでクリアな音のドラムもミックス時に強力なコンプレッサーをかけてシンバルなどは音が割れて聞こえるようにしています。

それに合わせてボカロの歌も歪ませた音作りをしました。その過程を紹介します。サビの1回目の抜粋です。
 
サビついた街にPiapro
 
まずは、ボカロの素の音。ボリューム等はほぼ最大で書き出してますが音が小さいですね。
 
強力にコンプレッサーをかけて音圧を出します。軽くディエッサーもかけてます。
 
歪ませます。マルチ・バンド・ディストーションと言う周波数帯域ごとに歪みを調整できるエフェクターを使用しました。低域の歪みを抑えることにより言葉が聞き取りにくくならないように調整しました。
 
残響を加え、最後にミックスのマスターアウトでリミッターをかけてさらに音圧を稼ぎます。

そして、完成版。00:55からが同じ個所です。 
 
 
といった感じで音を作ります。アナログのテープなどで実際のバンド演奏をマイクで録音すれば、何もしなくても歪んで良い感じに音が馴染むのですが、PC上のデジタル作業だと音を歪ませて汚すのが大変です。

いつものようにトラックの構成も書いておきます。
サビついた街にPianoRoll
 
 シンセサイザー ドラム Roland XV-3080 : 1トラック
 シンセサイザー シンセ類 Roland XV-3080 : 4トラック
 サンプリング スネア : 1トラック
 ベース : 1トラック
 エレキ・ギター : 3トラック
 ボーカロイド : 3トラック

製作期間 : 2017年1月~3月)  
 
Copyright 2017 Katsumi Ochiai

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"サビついた街に" feat. MEIKO [オリジナル曲:ボーカロイド]

作詞編ベース録音編エレキ録音編と制作過程を紹介してきたボカロ曲が完成しました。今回は、パンク系バンド的なシンプルで元気な曲です。また、前作に続いて、ちゃんゆうさんのイラストを使って動画を作成したので、ぜひご覧ください。
 
 
リンクはこちら → https://youtu.be/t0zV41WwlZ8

今回はとても勢いのある曲に仕上げました。最も特徴的なのはドラムです。曲のテンポ自体はそんなに速くはないですが、いわゆる、2ビートやダブルタイム(フィール)と呼ばれるスネアを2倍速で叩くスタイルで疾走感を出しています。制作編で紹介したように、ベースやエレキも8分音符と16分音符を適度に弾き分けてスピード感を出してます。

とかとかアレンジについてはいろいろありますが、ノリがよく聞ければOKのこの手の曲は大好きで、思った通りの出来になり満足です。

演奏ですが、ドラム、シンセは打ち込みのシンセ(Roland XV-3080)。サンプリングも使ってます。いつものベースはピック弾き、MXR M80 Bass D.I.+で歪ませてます。ギターはいつものフランイングV、アンプシミュレーターは、Line 6 Pod2.0でMarshall JCM800(1990年)。左右に2本重ねてます。ボーカロイドは、MEIKO V3です。

動画と同じ音源ですが、いつものようにMP3もアップしておきます。


製作期間 : 2017年1月~3月)  
 
Copyright 2017 Katsumi Ochiai

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