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"Rain drop" ベース録音編 [オリジナル曲:制作中]

先々週の作詞編に続いてボカロ曲の製作記事です。今回はベースの録音風景を動画で紹介です。

今回の曲は、ハードコアでメタルなアレンジ。それに合わせてバリバリに歪んだ音色でピック弾きのベースです。ギターではメタルは得意ですが、曲作りもベース弾きもその手の曲調はほとんどやったことがなく、かなりチャレンジングな作業となってます。

今回のベースも弾くのがとてもとても大変でした。テンポはBPM=167でそこそこですが、ダブルタイムのドラムに合わせて16分音符を交えたフレーズはとても速くて、コツをつかむまで右手が厳しかったです。でも、ギター並みにドライブ感のあるフレーズが録れて結果は成功ですね。

動画の演奏ですが、イントロから1コーラス目の抜粋です。ドラムは打ち込みのシンセ(Roland XV-3080)。サンプリングも使ってます。いつものベースMaxon CP-9MXR M80 Bass D.I.+の組み合わせでかなり歪ませたメタル・サウンド。録音作業中の動画ですが、音の方は何テイクか録ったものを編集しています。では、どうぞ!


リンクはこちら → https://youtu.be/6P_wa6LYQkU

(製作期間 : 2019年3月~) 

Copyright 2019 Katsumi Ochiai

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歌詞とテーマ [雑感]

自分はあまり得意ではないもののオリジナル曲を作る場合は詞も作ります。どんな詞を書くかは毎回悩みます。今回はそのあたりをつらつらと書いてみます。

Lyrics


作曲する時は、まず始めにどのような思い・感情を込めるかを決めます。それによって曲調がイメージできますし歌詞もそれに合わせて作ります。しかし、思いや感情はあいまいで抽象的です。そこに物語や実際の出来事があるのは稀で、そのままの抽象的な言葉を並べても詞にはなりません。

詞は言葉なので聞き手に具体的な事(人物、風景、出来事など)を想像させる力がありますし、それを想像させる言葉でないと聞く人の心を動かすのは難しいと思います。しかし、具体的すぎることを書いてしまうと多くの人は「自分とは無関係」、「自分はそうでない」と考えてしまい、詞に感情移入が出来なくなり、聞く人を狭い範囲に限定してしまいます。稀にごく限られた範囲(20代前半独身女性とか、、、)にだけ人気が出るバンドがいますが、そういうのは、まさにその世代だけが理解する具体的な詞のためだと思います。

もちろん、同世代に向けて赤裸々に自らの具体的な詞を書くのも一つのやり方ですが、やはり曲を作る以上、いろいろな思いでいろいろな曲を作りたい。そうすると詞を書くのがとたんに難しくなります。多くの名曲の詞を読むとそのあたりがとても絶妙にできています。どの世代・性別・環境でも自分の事として受け取れるような言葉でありながら、イメージが浮かぶ具体的な言葉でつづられています。

それらから気が付いたことですが、詞に書かれている具体的なシチュエーションと曲に込めた思いは別なのかなと思います。例えば、高校生の恋を歌うシチュエーションでも、その恋そのものを歌っているわけではなく、そこに込められた思いは作者がもっと大きな社会や世界に向けている別の思いかもしれません。だからこそ実際の高校生でなくても、それを聞いた多くの人の心を動かす何かがあるのだと思います。詞も小説などと同じようにフィクションなので、事実を書くことが正しいわけではないのです。

これが正しいかは分かりませんが、最近、自分はそのように作詞をしています。曲を作るきっかけとなった思いは、自分や家族などの身近な出来事だとしても、詞のシチュエーションは学生だったり若者だったり異邦の人だったりと思いを具体的に想像できるものに変えてます。その思いを伝えるのに最も当てはまるフィクションを創造しているわけです。だからこそ作るのが難しいのだと思います。

タグ:音楽 歌詞
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"Rain drop" 作詞編 [オリジナル曲:制作中]

また、ボカロのオリジナル曲の製作を開始しました。今回も歌詞から紹介です。今回は、かなりハードな曲の予定です。

Rain drop music

前曲は、少しハードロックの要素を入れたアレンジの曲でした。なかなか上手く行ったので、今回もハードな予定。よりハードにメタル的にゴリゴリなアレンジにしようと思ってます。エレキを弾く方はメタルは得意分野ですが、歌物ではその手は作ったことがないので新たなチャレンジです。

とは言っても曲自体はいつもの自分流なので、ポップな雰囲気とハードで速いエレキのバッキングをどうやって組み合わせようか、ちょっと悩み中です。前曲も悩んだ結果、上手く行ったので、今回も上手く行くと良いのですが、、、。

そんな感じで予定しているアレンジの感じに合わせて詞を書いてみました。失恋ソングっぽいですけど、ポップさが失われないように、あまり悲しすぎないようにしてみました。

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  Rain drop

あんなに近かった君なのに 今ではつながらない
降り始めた雨に濡れていく 誰もいない明日へ

キライと言えたなら終わりなのに
手が届かない 分かってる

(*1)
Rain drop 降り出した雨が あの日の君を連れ戻すから
Rain drop 君がついた嘘 今では分かる気がしたけれど
Rain drop

あの日の二人にはいつまでも 終わりがないはずだった
言葉もなく君は消えていく 伝わる気持ちもなく

会えない日々に身を任せていた
晴れた空から隠れてた

(*2)
Rain drop ずぶ濡れになって 雨粒を受け一人たたずむ
Rain drop 今でも君は 雨の向こうを見ているのかな
Rain drop

(*1)繰り返し

(*2)繰り返し

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(製作期間 : 2019年3月~) 

Copyright 2019 Katsumi Ochiai

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"Hotel" Moby [お気に入りの音楽]

お気に入りのCDを紹介する企画の8回目です。前回は女性ボーカルで元ちとせのアルバムでしたが、今回はまたエレクトリックな洋楽に戻ってMobyの2005年の7thアルバムです。

Hotel Moby

Mobyはアメリカのミュージシャンです。日本での知名度は低いですが、今までのアルバムセールスが2000万枚以上で世界的には有名な人です。様々なジャンルの曲を作ってきましたが、基本的にはハウス系の人だと思います。バンドのギタリストでのデビューだったそうですが、DJを経てダンス系の曲を出し始めてから有名になりました。

サンプルなどのハウス的な打ち込み他、ギターやシンセなども自作自演で多彩な人です。歌はゲストボーカルやサンプリングが多かったですが、このアルバムから自ら歌うことが多くなりました。地味ですが味のあるこの人のボーカルが自分は結構好きです。

このアルバムは、Mobyが派手なダンス系から内省的なアンビエント系に曲調が変わっていく途中に作られた過渡期のアルバムです。とても売れたその前の2枚のアルバム、"Play"、"18"は勢いがあって良いですが、それとは異なり、淡々としていながらとてもポップに作り込まれていると思います。一聴するとDJや打ち込み系には聞こえなくて、上質なポップスアルバムと言えそうです。

動画は、当時、CMなどにも使われていた"Lift Me Up"です。彼特有のクールなポップさが前面に出たカッコ良い曲です。


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宅録史1:家であるもので曲を録音しろ [連載読み物]

自宅録音の黎明期を語る自分史。前回は序章でしたが、今回からお話がスタートです。

 1回目のお話はこちら → 宅録史:序章

高校卒業後にエレキを買い、まだまだ初心者ながらも2年目ぐらいからオリジナル曲の音源化(当時はカセットテープ)のチャレンジを始めました。演奏も作曲も完全に初心者でしたが、エレキの練習と同時進行で録音も始めました。

本当は歌物が作りたかったのですが、自分は歌が下手なので、まずはエレキを使ったインスト曲からスタートしました。しかし、前回、書いたように録音機材が買える時代ではなく、また今のように情報もなくプロがどのように録音しているかも分かりませんでした。完全な素人です。

作曲と言っても、プロのような完成度は無理だとは分かっていたので、伴奏にメロディーを重ねれば良しとしました。ただし、両方共にギターで弾くとしたら、2人で合わせて同時に弾くか、1人で2回録音して重ねなければなりません(多重録音と言います)。まだ、ギターの初心者だったので、上手な友達に頼んでも合わせて弾くのは無理なので自分一人でやることにしました。

まずは、身の回りにある物で何とかならないか考えて、次の物が出てきました。いずれも安物です。

◇エレキギター
 持っている楽器はこれだけです。今だにメイン使っているストラトです。
◇ギターアンプ
 リバーブとかは何も付いていない小型のトランジスタ・アンプです。
◇オーディオ・セット
 音楽を聴くのが趣味だったので、中学生の頃に親に買ってもらいました。レコードプレーヤー、ラジオ、カセットデッキ、アンプ、スピーカーのセットです。ここでは、レコードプレーヤー以外をすべて使います。
◇ウォークマン
 再生専用のカセットプレイヤーです。片道2時間の電車通学なので必需品でした。
◇ワイヤレスマイク 
   小学生の頃、アニメの主題歌をTVから録音するために親に買ってもらいました。

これで多重録音が可能になったのはマイクに秘密があります。この安物マイクは、出力をケーブルでもFM電波でも出せるようになってました。そして、本来は出力用のプラグに音を入れると、同時に録っている音とミックスされて、FM電波に飛ぶようになってました。多重録音の肝であるミキサーの代わりになるのです。録音は次のようにやります。

1.ギターアンプの前にマイクを立てて、オーディオ・セットのカセット・デッキで伴奏を録音する。
2.録音したテープをウォークマンへ入れる。ウォークマンの出力はケーブルでマイクへ接続。
3.FMラジオを録音出来るようにして、新しいテープでカセット・デッキを録音スタート。
4.ウォークマンで伴奏を再生スタート。伴奏を聞きながらメロディーを弾く。
5.伴奏とメロディーが混ざったものがカセット・デッキに録音される。

宅録史_01

これをもう一回繰り返して、伴奏、ベース的な低音、メロディーの3パートを重ねることが多かったです。しかし、気が遠くなるような努力を必要としました。何故かというと・・・

・演奏の途中で止められない。毎回、絶対に間違わないで全部弾かなければならない。
・メトロノームもクリックも使えないのでタイミングが取れない。途中にリズムのはっきりしない伴奏や長い休符があるとタイミングをミスる。
・機材が機材なので雑音がひどい。3回目には雑音に埋もれて何だかわからなくなる。
・重ねる音のバランスはギターアンプの音量で合わせるしかない。試行錯誤でやってみないとバランスが決まらない。

などなど。いずれにしてもエレキギターを買って1年ちょっとでは「間違えずに弾く」ことが困難なので、数十回録音してまぐれで出来るのを待つしかありませんでした。

この録音方法で途方もない労力をかけ10曲が完成しました。しかし、これで出来ることは知れてます。今聞くと「ただコードを弾いているだけ。本当に曲か?」と思います。しかしながら、努力の甲斐もあり作曲の技量は上がっていきました。この方法で最後に作った曲は、後日、アレンジし直して1stアルバムに入れた"Seaside of Twilight"です。

 今回の機材:オーディオ・セット、ウォークマン、ワイヤレスマイク

 今回の一言:機材がなくても曲は作れる

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