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歌詞とテーマ [雑感]

自分はあまり得意ではないもののオリジナル曲を作る場合は詞も作ります。どんな詞を書くかは毎回悩みます。今回はそのあたりをつらつらと書いてみます。

Lyrics


作曲する時は、まず始めにどのような思い・感情を込めるかを決めます。それによって曲調がイメージできますし歌詞もそれに合わせて作ります。しかし、思いや感情はあいまいで抽象的です。そこに物語や実際の出来事があるのは稀で、そのままの抽象的な言葉を並べても詞にはなりません。

詞は言葉なので聞き手に具体的な事(人物、風景、出来事など)を想像させる力がありますし、それを想像させる言葉でないと聞く人の心を動かすのは難しいと思います。しかし、具体的すぎることを書いてしまうと多くの人は「自分とは無関係」、「自分はそうでない」と考えてしまい、詞に感情移入が出来なくなり、聞く人を狭い範囲に限定してしまいます。稀にごく限られた範囲(20代前半独身女性とか、、、)にだけ人気が出るバンドがいますが、そういうのは、まさにその世代だけが理解する具体的な詞のためだと思います。

もちろん、同世代に向けて赤裸々に自らの具体的な詞を書くのも一つのやり方ですが、やはり曲を作る以上、いろいろな思いでいろいろな曲を作りたい。そうすると詞を書くのがとたんに難しくなります。多くの名曲の詞を読むとそのあたりがとても絶妙にできています。どの世代・性別・環境でも自分の事として受け取れるような言葉でありながら、イメージが浮かぶ具体的な言葉でつづられています。

それらから気が付いたことですが、詞に書かれている具体的なシチュエーションと曲に込めた思いは別なのかなと思います。例えば、高校生の恋を歌うシチュエーションでも、その恋そのものを歌っているわけではなく、そこに込められた思いは作者がもっと大きな社会や世界に向けている別の思いかもしれません。だからこそ実際の高校生でなくても、それを聞いた多くの人の心を動かす何かがあるのだと思います。詞も小説などと同じようにフィクションなので、事実を書くことが正しいわけではないのです。

これが正しいかは分かりませんが、最近、自分はそのように作詞をしています。曲を作るきっかけとなった思いは、自分や家族などの身近な出来事だとしても、詞のシチュエーションは学生だったり若者だったり異邦の人だったりと思いを具体的に想像できるものに変えてます。その思いを伝えるのに最も当てはまるフィクションを創造しているわけです。だからこそ作るのが難しいのだと思います。

タグ:音楽 歌詞
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コメント 2

saia

わかります! 私も歌詞に共感して引き込まれること多々あります。
高校の教室がシチュエーションであっても、胸に強く感じることもある!笑
そしてメロディーとの融合で、「忘れられないあの歌」ができるのかもしれませんね。

by saia (2019-04-14 21:34) 

ok-rock

>saiaさん
とりとめのない長文を読んていただいてありがとうございます。
何気ない言葉でも詞になって歌になると、とても引き込まれる時がありますよね。よく分かります。歌の力ですかね。そういう詞を作れるようになりたいです。
「高校の教室」自分はよく使いますねー。いろいろと連想させるものがあるのかもしれません。
by ok-rock (2019-04-14 22:45) 

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